参考文献

科学論文では参考文献がさまざまな目的で用いられます。

  • アイデアの由来を示す。
  • 主張のエビデンスを示す。
  • 読者に他の研究との関連を示す
  • 研究の背景を示す。
  • 当該研究分野に研究者の関心があることを示す。

文献管理ツールは、参照した文献の記録に役立ちます。論文に記載する参考文献の書式設定や、追加、削除にも便利です。

参考文献は論文の多くの箇所で重要な役割を担っています。他者の研究を十分に引用しなければ、論文採用のチャンスが低くなる可能性があります。事実あるいは過去の知見に関する記述にはいずれもそれらを裏付ける参考文献が必要です。

自分の結果と一致しない結果を示す論文を必ず引用しましょう。相反する研究を引用しなければ、研究文献に本当に精通しているのかという疑念を読者は抱きます。また、相反する研究を引用すれば、なぜ異なる結果に至ったのか、その根拠を説明する機会にもなります。

簡潔さもまた重要です。多くの参考文献を引用し過ぎて読者を困惑させないようにしながら先述の要件をすべて満たすことが必要です。最も関連のある最近の論文のみを引用しましょう。論文に最適な引用文献数はありませんが、引用文献数に制限が無いかは、ジャーナルのガイドラインで必ず確認してください。

異なる種類の論文(総論など)で読んだ内容、あるいはアブストラクトのみに基づいて文献を引用してはなりません。これは自分自身が引用論文の内容を誤解してしまう、そして何よりも読者を誤解させてしまう恐れがあります。引用する前に論文全文を読み、投稿前に再度、引用が正確であるかどうかを確認しましょう。

  • アイデアの由来を示す
    アイデアまたは学説に言及する際には、読者にそのアイデアを考案した研究者を知らせることが重要です。研究に影響を与えた論文の引用は、その論文の著者を評価していることを示すとともに、他の研究者によるその論文の重要性の評価へとつながります。他者の貢献に対して謝辞を記すことも重要な倫理原則の1つです。
  • 主張の正当性を証明する
    科学論文では、すべての主張をエビデンスで裏付ける必要があります。エビデンスは、最新の研究結果、周知の事実、あるいは過去に発表された論文に由来します。主張の後に引用を持ってくると、過去のどの研究がその主張を裏付けているのかが明確になります。
  • 他の研究との関連を示す
    研究者は、読んだことのある論文に関連する論文を探す場合、その論文を引用している論文およびその論文内で引用されている論文を探します。つまり、他者の論文を引用すると、自分の論文の認知度を増すことにつながります。
  • 研究の背景を示す
    関連する研究を引用することは、あなたの論文が科学研究というより大きな枠組みの中でどのように収まるかを示す助けになります。過去の研究で明らかにされたことと、今回の研究に関する難題または論争が何であるかを読者が理解すれば、研究の意義がさらに深く理解されるのです。
  • 当該研究分野に研究者の関心があることを示す
    引用は、他の研究者が同様な研究を行っていることを示します。よって最新の引用があれば、ジャーナル編集者は論文に対する潜在的な読者がいると判断します。

Examples

Article within a journal
1. Koonin EV, Altschul SF, Bork P: BRCA1 protein products: functional motifs. Nat Genet 1996, 13:266-267.

Article within a journal supplement
2. Orengo CA, Bray JE, Hubbard T, LoConte L, Sillitoe I: Analysis and assessment of ab initio three-dimensional prediction, secondary structure, and contacts prediction. Proteins 1999, 43(Suppl 3):149-170.

In press article
3. Kharitonov SA, Barnes PJ: Clinical aspects of exhaled nitric oxide. Eur Respir J, in press.

Published abstract
4. Zvaifler NJ, Burger JA, Marinova-Mutafchieva L, Taylor P, Maini RN: Mesenchymal cells, stromal derived factor-1 and rheumatoid arthritis [abstract]. Arthritis Rheum 1999, 42:s250.

Article within conference proceedings
5. Jones X: Zeolites and synthetic mechanisms. In Proceedings of the First National Conference on Porous Sieves: 27-30 June 1996; Baltimore. Edited by Smith Y. Stoneham: Butterworth-Heinemann; 1996:16-27.

Book chapter, or article within a book
6. Schnepf E: From prey via endosymbiont to plastids: comparative studies in dinoflagellates. In Origins of Plastids. Volume 2. 2nd edition. Edited by Lewin RA. New York: Chapman and Hall; 1993:53-76.

Whole issue of journal
7. Ponder B, Johnston S, Chodosh L (Eds): Innovative oncology. In Breast Cancer Res 1998, 10:1-72.

Whole conference proceedings
8. Smith Y (Ed): Proceedings of the First National Conference on Porous Sieves: 27-30 June 1996; Baltimore. Stoneham: Butterworth-Heinemann; 1996.

Complete book
9. Margulis L: Origin of Eukaryotic Cells. New Haven: Yale University Press; 1970.

Monograph or book in a series
10. Hunninghake GW, Gadek JE: The alveolar macrophage. In Cultured Human Cells and Tissues. Edited by Harris TJR. New York: Academic Press; 1995:54-56. [Stoner G (Series Editor): Methods and Perspectives in Cell Biology, vol 1.]

Book with institutional author
11. Advisory Committee on Genetic Modification: Annual Report. London; 1999.

PhD thesis
12. Kohavi R: Wrappers for performance enhancement and oblivious decision graphs. PhD thesis. Stanford University, Computer Science Department; 1995.

Link / URL
13. Mouse Tumor Biology Database [http://tumor.informatics.jax.org/cancer_links.html]

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